メ ギ

 メギ科メギ属の落葉低木(学名:Berberis thunbergii)

 関東以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林縁などに生育している。樹高は2mほどで、よく分枝する。幹の樹皮は灰白色~灰色で、縦に割れ目が入る。枝は紫褐色。各節や短枝に葉が変化した鋭い刺がある。枝には縦の溝がある。葉は単葉で、本年枝では互生し、前年枝には短枝を出して先端に束生する。葉身は狭倒卵形~倒卵形で両面無毛。葉の縁は全縁。短枝に花序を形成し、淡黄色の小さな花を2~4個ぶら下げる。花には花より長い柄がついている。花の直径は約6mmほど。花弁6個。花弁に似た萼片も6個。雄しべ6個と雌しべは1個。果実は液果で、秋に赤く熟す。果実の長さは10~12mmほどの楕円形で、中に種子が2個入っている。別名コトリトマラズ。


 花期は4-5月頃。



メギ メギ
葉の表面 基部に刺がある  2016年11月 右京区京北 葉の裏面 枝には稜があり溝となる  2016年11月 右京区京北
メギ メギ
落葉の時期にも果実は残る 2016年11月 右京区京北 果実は楕円状倒卵形  2016年11月 右京区京北
メギ メギ
熟した果実は長さ10mm前後  2016年11月 右京区京北 果実の中に種子は2個入り薄い膜に包まれている  2016年11月 右京区京北
メギ メギ
斜面で垂れ下がるようにして生えていた  2016年4月 右京区京北 花は多いがあまり目立たない  2016年4月 右京区京北
メギ メギ
花は下向きに咲く  2016年4月 右京区京北 長い花柄がある  2016年4月 右京区京北
メギ メギ
萼は花弁状  2016年4月 右京区京北 下から見た花  2016年4月 右京区京北
メギの挿し木苗の移植(動画)
2022年9月 自宅
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