マツバスゲ

 カヤツリグサ科スゲ属の多年草(学名:Carex biwensis)

 全国に分布。口丹波地域では明るい山村の棚田の畦や、山麓の湿った場所に群生している。根茎は短く、糸状の葉を叢生する。葉の幅は1~1.5mmほど。花茎は高さ10~40cmほどで、細い茎頂に長さ1~2cmの小穂を1個つける。上部に雄花部があり、その下に雌花部がある。雄花部の長さは普通雌花部とほぼ同長かやや長い。(短いものもある)雌花の果胞は斜開してつく。果実は痩果。


 花期は4-5月頃。


マツバスゲ マツバスゲ
群生するマツバスゲ  2016年5月  南丹市 果期に入っていた  2016年5月  南丹市
マツバスゲ マツバスゲ
小穂は小さく 茎頂に単生する  2016年5月  南丹市 雄花部は雌花部と同長か少し長い  2016年5月  南丹市
マツバスゲ マツバスゲ
果胞下部の褐色のものは鱗片  2016年5月  南丹市 花茎につく葉  2016年5月  南丹市
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