マツバイ

 カヤツリグサ科ハリイ属の1年草(学名:Eleocharis acicularis var. longiseta)

 全国の明るい溜池畔や細流の岸、水田などの湿地に生える小さな植物。草丈は10cm以下。春に芽生えて冬に枯れる。 細くて白い地下茎を長くのばし、各節から新しい芽を出すので、自生地では密集した群落をつくっていることが多い。主として水辺の岸より地上部に生えるが、抽水、沈水状態でも生育することができ、観賞魚店などではヘアーグラスという名で、水草として販売されている。十分な光量と二酸化炭素が供給される水槽内ではよく育ち、ガラス縁に植えると匍匐茎がのびて新芽を出す様子がよく観察できる。小穂は花茎の先に1個つき、大きさは2~4㎜ほど。ただし沈水状態では小穂はつくらない。


 果実期は7月-10月頃。


マツバイ マツバイ
2013年6月  亀岡市 2013年6月  亀岡市
マツバイ マツバイ
2013年6月  植栽(南丹市産) 2013年6月  植栽(南丹市産)
マツバイ マツバイ
2012年11月  亀岡市 2012年8月  亀岡市
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