マルバヤナギ

 ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木(学名:Salix chaenomeloides)

 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では川岸や溜池縁など低地の水際に生育している。樹高20mほどにもなるが、多いのは樹高10m程度のもの。雌雄異株。ヤナギ属の樹木だが、葉は楕円形をしているためにこの名がつけられたようで、別名のアカメヤナギは新葉が赤いところから名付けられた。樹皮は灰褐色で縦に割れ目が多数ついている。葉は互生し、浅い鋸歯縁。葉の表面は緑色で裏面は粉白色をしている。葉には約1~2cmの葉柄があり、基部に円形の托葉がつく。花は春に葉が出てから咲き、雄花序は長さが約7cmほどで、雌花序の長さは2~4cmほど。果実は蒴果。


 花期は4-5月頃。



マルバヤナギ マルバヤナギ
溜池の岸に生えるマルバヤナギ  2016年8月 南丹市 水に洗われ露出した根  2016年8月 南丹市
マルバヤナギ マルバヤナギ
樹皮  2016年8月 南丹市 新葉  2016年8月 南丹市
マルバヤナギ マルバヤナギ
新葉は赤い  2016年8月 南丹市 葉の表面  2016年8月 南丹市
マルバヤナギ マルバヤナギ
葉の裏面  2016年8月 南丹市 托葉  2016年8月 南丹市
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