マルバハッカ

 シソ科ハッカ属の1年草(学名:Mentha suaveolens)

 ヨーロッパ原産の帰化植物。栽培種であったものが逸出し、日本各地で野生化している。口丹波地域では陽当たりが良く、やや乾いた草地で見ることが多い。地下茎がのび生育地ではよく群落を形成している。地上の茎は直立して草丈30~80cm程度で白い毛が多く生える。茎には4稜あり断面は四角形をしている。葉は対生して卵状楕円形で先端は鈍頭。葉の表面の脈上は凹みデコボコしている。葉には柄は無く、基部で茎を抱く。葉の縁には低い鋸歯があり、葉の両面に毛が生えていて、特に裏面脈上に多い。茎や枝先に花序を出し、白色の小さな唇形花を多数つける。花は輪生状につくが開花中は連続したように密につく。花は花序の下の方から咲き上がる。別名はアップルミント。植物体全体に強いハッカ臭がある。


 花期は7-9月頃。


マルバハッカ マルバハッカ
群生することが多い  2015年8月  京丹波町 茎や枝先に花序をつくる  2015年8月  京丹波町
マルバハッカ マルバハッカ
花は下から順に咲く  2015年8月  京丹波町 花は白色で小さな唇形花  2015年8月  京丹波町
マルバハッカ マルバハッカ
  2015年8月  京丹波町 葉は対生し基部は茎を抱く 茎には毛が生え白っぽく見える  2015年8月  京丹波町
マルバハッカ マルバハッカ
葉の表面 脈上はシワのように凹んでいる  2015年8月  京丹波町 葉の裏面 脈上の毛が目立つ  2015年8月  京丹波町
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