クサソテツ
コウヤワラビ科クサソテツ属の多年草 夏緑性のシダ植物。全国に分布。口丹波地域では全域の陽当たりの良い山地の湿った場所や河川岸などに生育している。根茎は太く直立し、葉は放射状に斜上する。地下に匍匐枝をのばして増殖するため群生していることが多い。葉柄は短くわら色。基部の鱗片は淡褐色で狭披針形をしている。葉には胞子をつけない栄養葉と胞子をつける胞子葉(画像は未掲載)の2形がある。栄養葉の葉身は2回羽状深裂で鮮緑色をして柔らかい。胞子葉は栄養葉よりも短く、羽片は裏側に巻いてソーラス(胞子嚢群)を包む。胞子は秋に成熟する。芽出しの頃の若い葉はコゴミと呼ばれ山菜として利用される。別名ガンソク。 |
芽出し時期 コゴミ 2017年4月 京丹波町 | 展葉の途中 生長ははやい 2017年4月 京丹波町 |
道端に生えるクサソテツ 2016年4月 南丹市 | 栄養葉は放射状に斜上する 2016年4月 南丹市 |
栄養葉の裏面 2016年4月 南丹市 | 半日陰地でも生育していることがある 2016年4月 南丹市 |
葉柄は短い 2016年4月 南丹市 | 渓流岸に生えるクサソテツ 2015年4月 京丹波町 |
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