クリハラン

 ウラボシ科クリハラン属の多年草

 常緑のシダ植物。関東以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では少ない。沢べりや湿った林床に生え、根茎は長く這って群生する。葉柄は暗紫色で葉身は広披針形の単葉で、先端は尖っている。葉の表面には光沢があり、色は濃緑色。主側脈の部分がへこんでいて全体的に波打っているのが、クリの葉に似ているところから名前がついたとのこと。ソーラス(胞子嚢群)は円形で、中肋に沿って1~3列に整然と並んでいることが多い。

 クリハランは名前にランとついているが、シダ植物なので花は咲かない。


クリハラン クリハラン
湿った林床に群生するクリハラン  2015年1月  亀岡市 2015年1月  亀岡市
クリハラン クリハラン
2015年1月  亀岡市 葉の裏側に大きなソーラスが並ぶ 2015年1月  亀岡市
クリハラン クリハラン
葉柄の基部につく鱗片  2015年1月  亀岡市 水辺のクリハラン  2011年2月  亀岡市
クリハラン クリハラン
水辺の石の上に生えるクリハラン  2011年2月  亀岡市 ソーラスに膜はない  2011年2月  亀岡市
クリハラン(動画)
2017年11月  亀岡市
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