クモキリソウ
ラン科クモキリソウ属の多年草(学名:Liparis kumokiri) 全国に分布する地生ラン。口丹波では低山の林床に生え、薄暗く湿った場所を好む。葉は根生葉が2枚で、広卵形。縁は細かい鋸歯となる。葉の表面には艶がある。花茎は高さ10~20cmほどで、花は総状花序にややまばらにつく。花の色は淡緑色で、唇弁は丸く反り返り、横から見ると親指と人差し指で輪を作ったような感じの花になる。ほぼ口丹波全域で見られ、この属の中では最も多く自生している。 多くの場合、林道の法面などで生育している。これは平坦な場所だと、秋から冬にかけて偽球の上に落ち葉が堆積し、春に湿って重くなった落葉の下から発芽するのが困難なためかも知れない。また偽球は常に地上に出ている必要がある。 花期は5月-6月頃。 |
2012年7月 南丹市 | 2012年7月 植栽 段ボール播種での発芽 | ||
2012年4月 植栽 偽球 | |||
2012年5月 植栽 新芽 | 2012年9月 植栽 果実 | ||
2010年6月 京丹波町 | 2010年6月 京丹波町 | ||
クモキリソウ(動画) | |||
2018年5月~6月 南丹市 | |||
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