クマツヅラ

 クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草(学名:Verbena officinalis)

 本州、四国、九州に分布し、口丹波では山地のやや乾燥気味で荒地状の道端で見られた。茎は直立し、横にのびた枝をつまんで立てると高さは70cmほどになった。茎には稜があり断面は四角形。短い毛が生えている。茎は上部でよく分枝する。葉は対生し、羽状に深裂し、細毛が生えている。夏から秋にかけて茎や枝の先に穂状花序を出し、花筒の長い小さな花を多数つける。花は斜め上向きに咲き、淡紅紫色で、花冠は5中裂している。種子だけでなく、地下を這う地下茎でも繁殖しているそうだ。
 最初に本種を見た時は、草姿はオオルリソウオニルリソウに似ていると思った。次に、きっとこれは外来種だろうとも思ったが、最終的にクマツヅラと同定した。
 京都府下ではかつては鴨川堤でも見られたそうだが現在は数を減らし、準絶滅危惧種になっている。


 花期は6月-10月頃。


クマツヅラ クマツヅラ
2013年10月  南丹市 2013年10月  南丹市
クマツヅラ クマツヅラ
2013年10月  南丹市 2013年10月  南丹市
クマツヅラ クマツヅラ
2013年10月  南丹市 2013年10月  南丹市
クマツヅラ クマツヅラ
茎上部の葉   2013年10月  南丹市 2013年10月  南丹市
クマツヅラ(動画)
2018年6月  南丹市
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