コウヤボウキ

 キク科コウヤボウキ属の落葉小低木(学名:Pertya scandens)

 関東以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林縁などに広く生育している。茎や枝は細く、高さ50~100cmほどにのび、多くは斜上または岩壁などでは下垂する。1年目の茎や枝につく葉は互生し、形は広卵形。2年目の茎や枝につく葉は、卵形または楕円形で各節に4個程度が束生状につく。葉には浅い鋸歯があり、両面に毛が生えている。頭花は1年目の枝先に1~3個ほどつき、十数個の筒状花からなる。花の色は白~淡紅色で、花冠の先端は丸くカールする。種子は痩花で冠毛があり、翌年まで残ることが多い。2年目の茎は晩秋に枯れる。


 花期は10-11月頃。


コウヤボウキ コウヤボウキ
若いツボミ  2016年8月  南丹市 2年目の枝につく葉は数枚が束生状につく  2016年8月  南丹市
コウヤボウキ コウヤボウキ
葉の表面 毛が生えている  2016年8月  南丹市 葉の裏面 毛が生えている  2016年8月  南丹市
コウヤボウキ コウヤボウキ
茎と枝 毛が生えている  2016年8月  南丹市 花は1年目の茎の枝先につく  2015年10月  南丹市
コウヤボウキ コウヤボウキ
花冠の裂片の先端はカールする  2015年10月  南丹市 ツボミ 冠毛が目立つ  2014年10月  京丹波町
コウヤボウキ コウヤボウキ
林道脇に生育するコウヤボウキ  2013年10月  南丹市 花 総苞は筒状  2013年10月  南丹市
コウヤボウキ コウヤボウキ
花  2013年10月  南丹市 花後  2012年11月  南丹市
コウヤボウキ コウヤボウキ
果実  2012年1月  南丹市 懸崖状に下垂するコウヤボウキ  2011年11月  南丹市
コウヤボウキ(動画)
2017年10月  南丹市
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