コマツカサススキ

 カヤツリグサ科クロアブラガヤ属の多年草(学名:Scirpus fuirenoides)

 本州、四国、九州に分布。陽当たりの良い湿地などに生育する。茎は株立ちし、高さ80~120cmほどになる。有花茎には4~5節ある。葉は線形で質は硬く、幅3~4mmほど。茎頂に5~6個の花穂をつけ、その下方に1~2個の分花序が側生する。苞葉は葉状で、花序よりも長い。小穂は長さ5~7mm程度。10~30個集まって丸い花穂を形成する。鱗片は長さ3~4mm、幅は1mm強あり、よく似たマツカサススキよりも広い。果実は痩果。京都府レッドデータ・ブック2015では絶滅危惧種にランクされている。

 果期は8月-10月頃。


コマツカサススキ コマツカサススキの葉
茎は株立ちする  2019年7月  南丹市 葉は線形  2019年7月  南丹市
コマツカサススキの花序 コマツカサススキの花序
頂生する花序と側生する花序がある  2019年7月  南丹市 苞葉は花序より長く葉状  2019年7月  南丹市
コマツカサススキの葉 コマツカサススキの葉
葉の幅は3~4mm程度  2019年8月  南丹市 葉の裏面はざらつく  2019年8月  南丹市
コマツカサススキの小穂 コマツカサススキの小穂
小穂は5~7mm程度  2019年8月  南丹市 鱗片の幅は1mm以上ある  2019年8月  南丹市
コマツカサススキ(動画)
2019年8月 南丹市
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