コケオトギリ

 オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草(学名:Hypericum laxum)

  全国の水田や沼地、自然度の高い水路脇や休耕田、耕作放棄田の湿った場所に生える小さな湿性植物。草丈は10cm~15cmのものが多く、群生していることが多い。小さな植物なので茎は細く、葉も小型ためひ弱な印象を受ける。 葉は広卵形で対生し、花は黄色で花弁は5枚。鮮やかな色だが直径5mmほどと小さいため注目度は低い。花は午前中に開花して昼過ぎにはしぼんでしまう。秋になると葉腋に肉芽をつくり、周囲に落ちた肉芽はそのまま越冬して、春になれば一斉に生長を始める。
 秋風が吹く頃、また春先には紅葉した葉が美しい。口丹波では水田よりも山麓の湿地でよく見られる。


 花期は7月-8月頃。


コケオトギリ コケオトギリ
正午を過ぎると花がしぼむ  2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
コケオトギリ コケオトギリ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
コケオトギリ コケオトギリ
2013年6月  亀岡市 2013年6月  亀岡市
コケオトギリ コケオトギリ
2013年6月  亀岡市 2013年5月  亀岡市
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