コハシゴシダ
ヒメシダ科ヒメシダ属の多年草 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山村の林縁などでやや稀に見られる常緑のシダ植物。根茎は地下を這い、群生することが多い。葉柄基部の鱗片は褐色で、葉柄や中軸はわら色をしている。葉身は披針形の2回羽状深裂。葉の表面に光沢は無い。羽片の最下前側の裂片が、他の裂片から独立して小羽片状になっているのが本種の特徴。羽片は両面とも有毛。ソーラス(胞子嚢群)は中間からやや辺縁寄りにつき、苞膜は馬蹄形と半円形が混在する。よく似たハシゴシダより少し小さめ。 |
寺の参道脇に生えるコハシゴシダ 2019年1月 南丹市 | |
羽片基部の前側裂片は大きくて独立している 2019年1月 南丹市 | ソーラスの苞膜は馬蹄形~半円形 2019年1月 南丹市 |
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