コガクウツギ
アジサイ科アジサイ属の落葉低木(学名:Hydrangea luteovenosa) 東海地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林道沿いなどに生育している。樹高は1~2m程度。よく枝を分け、山の斜面で垂れ下がり気味に長くのびた枝に花をつけていることが多い。幹は灰褐色。若い枝は黒紫色で光沢がある。葉は対生し、長さ3~5cmほどの長楕円形。葉の半分より先の方の縁に浅い鋸歯がある。葉の表面には光沢があり、短い毛が散生する。枝先に多くの花序をつくり、1つの花序には両性花と装飾花をつける。装飾花はややまばらにつき、花弁状の白色の大きな萼は3~4個つく。花弁状の萼の大きさは不揃い。両性花の花弁は5個で、長さは3mmほどの目立たない淡黄色。両性花の雌しべの柱頭は2~3岐していて、果実期にも残る。果実は蒴果。 花期は5-6月頃。 |
若い果実 柱頭が残っている 2016年8月 京丹波町 | 花の終盤 2016年6月 京丹波町 |
若い枝 紅紫色をしている 2016年5月 京丹波町 | 花序枝は緑色 2016年5月 京丹波町 |
花序につく装飾花と両性花 2016年5月 京丹波町 | 白い花弁に見えるものは萼 2016年5月 京丹波町 |
両性花 2016年5月 京丹波町 | 装飾花は結実しない 2016年5月 京丹波町 |
林縁に咲くコガクウツギ 2013年5月 京丹波町 | 葉の裏面 2013年5月 京丹波町 |
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