コチャルメルソウ

 ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草(学名:Mitella pauciflora)

 本州、四国、九州に分布し、渓流や谷筋の湿った場所に生えている。長い根茎があり、花後に匍匐枝を出して増え、群生することが多い。根生葉は広卵形で5浅裂し、両面に粗い毛が目立ち、腺毛も生えている。花茎は20~30cmほどのびて目立たない花を数個~10個程度まばらにつける。花茎や花柄には腺毛が生えている。花弁は5枚で、淡褐色で羽状に7~9深裂して、開花時には後方へ反り返る。

 口丹波地域では山地の渓流沿いで、チャルメルソウモミジチャルメルソウニッコウネコノメなどと一緒に生育しているが数は少ない。


 花期は3月-5月頃。


コチャルメルソウ コチャルメルソウ
花後の果実   2015年4月  京丹波町 水しぶきがかかるような場所に生えていた   2015年3月  京丹波町
コチャルメルソウ コチャルメルソウ
根元の様子   2015年3月  京丹波町 花はまばらにつく   2015年3月  京丹波町
コチャルメルソウ コチャルメルソウ
葉   2015年3月  京丹波町    2015年3月  京丹波町
コチャルメルソウ コチャルメルソウ
花は斜め下向きに咲く   2015年3月  京丹波町    2015年3月  京丹波町
コチャルメルソウ コチャルメルソウ
独特な形をした5枚の花弁   2014年3月  植栽 花茎は腺毛が生えて白っぽい   2014年3月  植栽
コチャルメルソウ コチャルメルソウ
匍匐枝   2014年3月  植栽 群生するコチャルメルソウ   2013年5月  丹後地域
コチャルメルソウ コチャルメルソウ
葉   2013年5月  丹後地域 葉の裏側   2013年5月  丹後地域
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