コバノミツバツツジ
ツツジ科ツツジ属の落葉低木(学名:Rhododendron reticulatum) 中部地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では全域の山地で見られ、陽当たりが良く、乾いた場所に多く生育している。樹高は1~3m程度。幹の上部でよく分枝する。3個の葉が枝先に輪生し、早春に芽出しする。葉は広卵形で、中心よりもやや下側の幅が最も広く、若い時は両面有毛だが、やがて表面の毛は脱落して無毛となる。葉の縁は全縁で、褐色の毛が目立っている。他のツツジ類の先陣を切って開花する。花は葉の展開前か展開とほぼ同時期に咲く。花の色は紅紫色で、濃淡の差が多少ある。枝先につく花は1~2個と少ないが、枝が多いため満開時は賑やか。花は両性花で、雄しべは10個。その内5個は長く、5個は短い。果実は蒴果。 花期は3-4月頃。(夏以降にまばらに不時開花するものも多い) |
不時開花 花冠裂片は平開する 2015年12月 南丹市 | 満開のコバノミツバツツジ 2014年12月 南丹市 | ||
1本の雌しべと雄しべ5本が長く花冠から出ている 2014年12月 南丹市 | 開花直前のツボミ 展葉も始まっている 2014年4月 亀岡市 | ||
乾いた崖で咲くコバノミツバツツジ 2013年3月 南丹市 | 花は漏斗形で花冠は5裂する 2013年3月 南丹市 | ||
コバノミツバツツジ(動画) | |||
2018年4月 南丹市 | |||
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