キヨタキシダ

 イワデンダ科ノコギリシダ属の多年草

 夏緑性のシダ植物。全国に分布し、口丹波地域では山地の林道脇などの湿った場所で見られる。茎は短く這い草丈は50~100cmほど。葉柄は緑色または黄緑色で、葉柄につく鱗片は広披針形~披針形。鱗片の色は黒褐色で光沢がある。葉身は2回羽状複葉で中軸や羽軸の表面には溝がある。小羽片は卵状長楕円形で円頭。浅裂~深裂し、各裂片も円頭。ソーラス(胞子嚢群)は線形で中肋寄りにつく。




キヨタキシダ キヨタキシダ
キヨタキシダ  2015年6月  南丹市 葉柄基部の鱗片  2015年6月  南丹市
キヨタキシダ キヨタキシダ
葉柄や中軸は緑色  2015年6月  南丹市 中軸や羽軸表面には溝がある  2015年6月  南丹市
キヨタキシダ キヨタキシダ
小羽片は円頭 裂片も円頭  2015年6月  南丹市 ソーラスは線形  2015年6月  南丹市
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