キンラン

 ラン科キンラン属の多年草(学名:Cephalanthera falcata)

 本州、四国、九州の明るい林床に生える地生ラン。群れを作らず単生することが多い。葉は互生し、基部は茎を抱いている。春に直径2cmほどの黄色い花を、茎の先に1~10個程度つける。花弁は5枚で半開きのものが多い。唇弁には赤い斑が入り、ずい柱と葯帽は黄緑色をしている。草丈は30~50cmぐらい。キンランの生育には樹木と共生する菌根菌が不可欠で、栽培して育てることは限りなく不可能に近い。そのため盗掘される本数分だけ、確実に地球上から消滅していると考えてもいいだろう。野生のものを軽々しく採取することは慎みたい。
 京都府レッド・データブックでは絶滅危惧種。近畿レッド・データブックでは絶滅危惧種C。環境省カテゴリーでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)にそれぞれランクされ、全国的に数が減っている。


 花期は5月-6月頃。


キンラン キンラン
2013年5月  京丹波町 2013年5月  京丹波町
キンラン キンラン
2013年5月  亀岡市 2013年5月  亀岡市
キンラン キンラン
2013年5月  亀岡市 2013年5月  亀岡市
キンラン キンラン
2013年5月  亀岡市 2013年5月  亀岡市
キンラン キンラン
2013年5月  亀岡市 2013年5月  亀岡市
キンラン キンラン
2013年5月  亀岡市 2010年5月  京丹波町  寺院の境内にて
キンラン(動画)
2018年5月  南丹市ほか
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