キンキマメザクラ

 バラ科サクラ属の落葉小高木(学名:Cerasus incisa var. kinkiensis)

 本州の中部地方、北陸地方、近畿地方、中国地方に分布し、主に日本海側に生えるマメザクラの変種。口丹波地域では山地の渓流沿いの斜面で、斜上しながら多くの枝を出していることが多い。京都府内に自生するマメザクラは本種のみ。樹高は高いものでも5mほどで、1m前後の小さなものでも花をつける。葉は互生。葉身は3~6cmの倒卵形で先端は尾状にのびる。葉の縁は重鋸歯で両面に毛が散生している。花は葉の展開よりも少し早く開花し、花弁は5個で直径20mmほど。ヤマザクラよりも小さい。花の色は淡紅色。萼筒は長く9mmほどの鐘形。萼筒は紅色で萼片は暗褐色。果実は核果。


 花期は3月下旬-4月上旬頃。


キンキマメザクラ キンキマメザクラ
開花と同時に葉が展開する  2017年4月 南丹市 樹皮  2017年4月 南丹市
キンキマメザクラ キンキマメザクラ
開花直前のツボミ  2017年4月 南丹市 萼筒は長く 紅色がよく目立つ  2017年4月 南丹市
キンキマメザクラ キンキマメザクラ
花や葉はヤマザクラよりも小さい  2017年4月 南丹市 花弁は5個 ほっそりしている  2017年4月 南丹市
キンキマメザクラ(動画)
2018年3月 南丹市
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