キキョウソウ

 キキョウ科キキョウソウ属の一年草(学名:Triodanis perfoliata)

 北米原産の帰化植物。福島県以西の本州、四国、九州に分布し、口丹波地域では陽当たりの良い草地や道端に生育する。茎は直立し高さ20~80cmほど。茎には数条の稜があり、稜には開出毛が生えている。葉は螺旋状に互生し、下部の葉には葉柄があり、中部以上の葉は無柄で茎を抱く。葉は卵形~広楕円形で縁と裏面に毛が生えている。花は葉腋に1~3個つき、殆ど柄は無い。咲き始めの花は閉鎖花で、5月下旬頃から普通に咲く。花冠は直径20mm弱で5裂する。花の色は鮮紫色で美しい。開花する花の萼片は5個。雄しべ5個に雌しべは1個。柱頭は3裂する。果実は円筒形で頂部に萼片が残る。別名ダンダンギキョウ。最初は観賞用として持ち込まれたとのこと。


 花期は5-6月頃。


キキョウソウ キキョウソウ
陽当たりが良く乾いた草地に生育するキキョウソウ  2017年5月 京丹波町 花は鮮紫色  2017年5月 京丹波町
キキョウソウ キキョウソウ
茎下部の葉には柄があり葉身の基部は柄に流れる  2017年5月 京丹波町 茎の中部以上の葉は無柄で茎を抱く  2017年5月 京丹波町
キキョウソウ キキョウソウ
花は下方から順に咲いていく  2017年5月 京丹波町 柱頭は3岐する  2017年5月 京丹波町
キキョウソウ(動画)
2018年6月  南丹市
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