キカラスウリ

 ウリ科カラスウリ属の多年草(学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica)

 全国に分布。雌雄異株。ツル性の草本で巻きひげを使って周囲の樹木などに絡みつく。葉は切れ込みのある卵形で、表面には艶がある。花は白色で日没後から翌日の正午頃まで開花する。花冠の裂片は先の方が広く、そこから細かく糸のようにに裂けてレース状になる。雌株の花は、ツボミの段階から子房が膨らむため、この時点で雌雄の判別が可能。果実は秋に黄色く熟す。種子にはカラスウリのような隆起した帯は無い。京都府RDB2015では要注目種にランクされている。



 花期は7-9月頃。


キカラスウリ キカラスウリ
熟した果実  2016年10月  南丹市 未熟な果実  2016年9月  南丹市
キカラスウリ キカラスウリ
キカラスウリの雌花  2016年7月  南丹市 花は夜に咲き 翌日の正午頃まですぼまない  2016年7月  南丹市
キカラスウリ キカラスウリ
花の下部に子房が見える  2016年7月  南丹市 葉は普通3~5浅裂する  2016年7月  南丹市
キカラスウリ キカラスウリ
若い株  2015年10月  京丹波町 若い株  2015年6月  亀岡市
キカラスウリ キカラスウリ
熟し終わった果実  2014年12月  南丹市 種子には隆起した帯びが無い  2014年12月  南丹市
キカラスウリ キカラスウリ
種子  2014年12月  南丹市 若い株の白っぽい葉  2013年10月  南丹市
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