キジノオシダ

 キジノオシダ科キジノオシダ属の多年草

 常緑のシダ植物。本州、四国、九州に分布。口丹波地域では谷に沿った林道沿いなど、日陰で湿り気の多い場所で見られる。根茎は斜上し、葉は栄養葉と胞子葉の2形がある。栄養葉は1回羽状複葉で濃い緑色をして艶がある。葉先は急に細くなって頂羽片がある。栄養葉の羽片は無柄で上部の羽片基部は上側が広く中軸に流れる。中軸は表側が平らで裏側は丸い。(蒲鉾をひっくり返したような形をしている)中軸には翼がある。胞子葉の羽片は線形で有柄。ソーラスは羽軸沿いに長くつく。胞子が熟すと役割を終え枯れる。



キジノオシダ キジノオシダ
ゼンマイと一緒に生えていた  2015年6月  亀岡市 栄養葉の表面  2015年6月  亀岡市
キジノオシダ キジノオシダ
栄養葉の裏面 翼があるのが判る  2015年6月  亀岡市 栄養葉 頂羽片がある  2015年6月  亀岡市
キジノオシダ キジノオシダ
若い胞子葉  2015年6月  亀岡市 若い胞子葉  2015年6月  亀岡市
キジノオシダ キジノオシダ
胞子葉には柄がある  2015年6月  亀岡市 群生していることが多い  2015年3月  南丹市
キジノオシダ キジノオシダ
栄養葉の葉身は長楕円形  2015年3月  南丹市 葉柄には鱗片や毛は生えない  2015年2月  京丹波町
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