キブシ

 キブシ科キブシ属の落葉低木(学名:Stachyurus praecox)

 ほぼ全国に分布。口丹波地域では山里周辺から山地の沢沿いなどに多い。樹高は2~5mほど。幹は赤褐色~暗褐色で丸い皮目が目立ち多くの枝を出す。葉は互生し、葉身は長さ10cm前後の卵状楕円形で先端は尾状にのびる。雌雄異株。花は葉が展開する前に咲き、細い枝から5~10cmほどの花序が垂れ下がる。花序は雄花序の方が長い。花の色は淡黄色で穂状に多くつく。花は10mm足らずの鐘状で、花弁4個、萼片4個(外側の2個は小さい)。雌花の雄しべは退化している。果実は液果で夏から秋に熟す。


 花期は3-4月頃。


キブシ キブシ
若い果実  2017年5月 右京区京北 葉の表面  2017年5月 右京区京北
キブシ キブシ
葉の裏面  2017年5月 右京区京北 花は早春に咲く  2017年4月 南丹市
キブシ キブシ
花序  2017年4月 南丹市 両性花 雄しべは8個  2017年4月 南丹市
キブシ キブシ
幹  2017年4月 南丹市 翌年に開花する花序  2016年11月 京丹波町
キブシ キブシ
果実  2016年8月 右京区京北 キブシの葉  2015年5月 南丹市
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