キバナオドリコソウ

 シソ科オドリコソウ属の多年草(学名:Lamium galeobdolon)

 東ヨーロッパ、西アジア原産で園芸目的で国内に入り、栽培されていたものが逸出して各地で野生化している。茎は4稜形で稜には下向きの毛が生える。茎は地上を匍匐し、各節から根を下ろして広がる。葉は対生し、卵形または心形で下部の葉には長い葉柄がある。葉柄は有毛で、葉の縁や葉の裏面脈上にも毛が生えている。葉の縁に鋸歯があり、表面には白い斑が入っている。春に立ち上がった茎上部の葉腋に黄色い唇形花を輪生状につける。口丹波地域ではまだ少ないが、林縁のやや湿った半日陰地で生育しているものがあり、いずれはツルニチニチソウのように普通に見られるようになる日が来るかも知れない。別名ツルオドリコソウ。


 花期は4-6月頃。


キバナオドリコソウ キバナオドリコソウ
花茎は立ち上がる  2017年4月 京丹波町 葉には白い斑が入る  2017年4月 京丹波町
キバナオドリコソウ キバナオドリコソウ
茎は4稜形 萼片は有毛  2017年4月 京丹波町 花は黄色い唇形花  2017年4月 京丹波町
キバナオドリコソウ キバナオドリコソウ
葉の表面 葉柄と葉の縁に毛が生えている  2017年4月 京丹波町 葉の裏面 脈上に毛が生えている  2017年4月 京丹波町
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