カンガレイ

 カヤツリグサ科ホタルイ属の多年草(学名:Scirpus triangulatus)

 全国の湿地に生える抽水植物。口丹波地域では自然度の高い山地の溜池などで稀に見られる。根茎は短くかたまり茎は叢生する。茎は直立または斜上し、高さ50~120cmほどになる。茎には3稜あり、断面は三角形。花序には柄が無く、4~20個の小穂がまとまってつく。小穂より上部も茎に見えるが、これは苞葉で、葉身の長さは3~10cmほど。雌しべの柱頭は3岐する。痩果は広倒卵形で、刺針状花被片は5~6個ついて、長さは痩果の1.5~2.0倍。
よく似たヒメカンガレイの刺針状花被片は痩果とほぼ同長か短く、茎の稜も鋭い。またサンカクイの花序には普通柄がつく。(つかないこともある)


 花期は6月-10月頃。


カンガレイ カンガレイ
湿地に生えるカンガレイ  2015年6月  右京区京北 花序  2015年6月  右京区京北
カンガレイ カンガレイ
花序には柄が無い  2015年6月  右京区京北 根茎は短く 茎は叢生する  2015年6月  右京区京北
山間の溜池(動画)
2019年7月 右京区京北
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