ジュウニヒトエ

 シソ科キランソウ属の多年草(学名:Ajuga nipponensis)

 シソ科キランソウ属の多年草。本州と四国に分布する日本固有種。山地の明るく乾いた林縁や崖地に生育し、茎は数本束生する。草丈10~25cmほど。全体有毛で、茎には白色の長毛が開出する。葉は対生。葉柄があり、葉身は長楕円形で鋸歯縁。花穂は長さが4~8cmほどで、淡紫白色の小さな唇形花が多数輪生する。花の上唇は小さく、下唇は3裂して中央裂片が最も大きい。時に園芸店などでジュウニヒトエとして販売されているものの中には北欧原産のセイヨウキランソウ(セイヨウジュウニヒトエ)があり、また本種とキランソウとのハイブリッドはジュウニキランソウと言い、京都府内にも自生している。京都府レッドデータ・ブック2015では絶滅危惧種にランクされている。

 花期は4-5月頃。


ジュウニヒトエ ジュウニヒトエの茎
茎は数本束生する  2020年5月  産地は非公開 茎の毛  2020年5月  産地は非公開
ジュウニヒトエの葉 ジュウニヒトエの葉
葉身基部は柄に流れて翼となる  2020年5月  産地は非公開 葉の表面 脈が赤味を帯びるものも多い  2020年5月  産地は非公開
ジュウニヒトエの葉 ジュウニヒトエの花
葉の裏面 赤味を帯びていた  2020年5月  産地は非公開 花は穂状に多数つく  2020年5月  産地は非公開
ジュウニヒトエの花穂 ジュウニヒトエの花
唇形花 上唇は小さく目立たない  2020年5月  産地は非公開 花の色は淡紫白色  2020年5月  産地は非公開
ジュウニヒトエ(動画)
2020年5月  (産地は非公開)
 ユーチューブのアカウントをお持ちの方へ
再生中の動画の右下隅に出ている小さな「ネコ」の画像をクリックするとyatagarasuチャンネルのチャンネル登録ができます。チャンネル登録していただけると大変励みになります。
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system