ジガバチソウ

 ラン科クモキリソウ属の多年草(学名:Liparis krameri)

 全国に分布。低山の明るい林下に生える地生ラン。京都府内の分布域は比較的広いようだが口丹波では稀。葉は根生で狭卵状楕円形から広卵状楕円形で鋭頭。縁は細かく波打つ。縦横とも脈が目立ち網目模様となる。葉の色は淡緑色のものが多い。花茎は直立して5~20cmほど。総状花序に紫色の花をややまばらにつける。花の唇弁の地は淡緑色で、紫の条が数本入っている。(口丹波では見たことがないが、素心と呼ばれる緑色の花もある) 地上部は秋に枯れ、偽球で越冬する。翌春になると新しい偽球を作って葉を展開する。花茎は葉が展開する途中で勢いよく伸びてきて花を咲かせる。口丹波に自生する同属のクモキリソウコクランと比較すると、最も小柄で、最も開花が早い。
 京都府RDB2015では絶滅危惧種にランクされ、近畿地方カテゴリーでも絶滅危惧種Cにランクされている。

 花期は5月-6月頃。


ジガバチソウ ジガバチソウ
2012年4月 南丹市 2011年11月 南丹市
ジガバチソウ ジガバチソウ
2011年6月 南丹市 2011年6月 南丹市
ジガバチソウ
2011年5月 南丹市
ジガバチソウ ジガバチソウ
2011年5月 南丹市 2011年5月 南丹市
ジガバチソウ(動画)
2018年2月~6月  南丹市
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