エビネ（ジエビネ）

ラン科エビネ属の多年草（学名：Calanthe discolor） 　　全国に分布する地生ランで、口丹波地域では低山の山麓～山腹にかけての林床に広く点在している。根生葉は普通２～３枚出て、長さ１５～２５cmの長倒卵形で鋭頭。花茎と同時に新葉がのびるが、花期に前年葉が残っていることも多い。花は総状につき、萼片は３個開出し、萼と同色の側花弁２個は萼片よりも少し細い。唇弁は大きく、基本は白色で３深裂している。唇弁基部近くは筒状となり、後方は距となっている。 京都府２０１５年版レッドデータ・ブックでは準絶滅危惧種から要注目種にランクダウンした。以前よりも数が増えているのだそうだ。 　花期は4月－5月頃。

エビネの花　　2015年5月　南丹市	エビネの花　　2015年5月　（綾部市）
群生地　　2014年6月　南丹市	花期が過ぎても前年葉が残っている　　2014年6月　南丹市
2013年8月　南丹市	若い果実　　2013年8月　南丹市
2013年5月　京丹波町	2013年5月　京丹波町
2012年5月　南丹市	2012年5月　南丹市
2012年5月　京丹波町	2011年7月　右京区京北
↓　個性的なエビネ　↓
葉を４枚出すエビネ　　2014年9月　（綾部市）	葉を４枚出すエビネ　　2015年5月　（綾部市）
素心エビネは色抜け個体　　2015年5月　京丹波町産・植栽	素心エビネ　花色は白色と緑色のみ　　2015年5月　京丹波町産・植栽
エビネ（動画）
２０１７年５月　南丹市
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