ジャニンジン

 アブラナ科タネツケバナ属の越年草または1年草(学名:Cardamine impatiens)

 全国に分布。口丹波地域では山地の林縁ややや湿った半日陰に多い。茎には稜があり、草丈10~80cmほどで、普通30~50cmほどのものが多い。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉には不規則な鋸歯がある。葉柄基部に目立つ2個の耳片があって茎を抱く。花序は茎頂や葉腋につくられ、総状で小さな花を多数つける。花は下の方から順に咲き上がる。花は花弁4枚の十字花で白色だが、退化して花弁を欠く花も多い。果実は長角果で、果実に毛が生えたものはケジャニンジン(Cardamine impatiens var. eriocarpa)と呼ばれる。

 花期は4-6月頃。




ジャニンジン ジャニンジン
茎は直立する  2016年5月  京都市左京区 小葉には柄がある  2016年5月  京都市左京区
ジャニンジン ジャニンジン
茎には稜があり葉柄基部の耳片に毛が生えている  2016年5月  京都市左京区 葉腋からも花序が出る  2016年5月  京都市左京区
ジャニンジン ジャニンジン
花弁は退化し十字型の花を見ることは殆ど無い  2016年5月  京都市左京区 花と果実 果実に毛は生えていない  2016年5月  京都市左京区
ジャニンジン ジャニンジン
茎は黄ばんだ緑色  2014年5月  右京区京北 葉の質は薄い  2014年5月  右京区京北
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