イワヒメワラビ

 コバノイシカグマ科イワヒメワラビ属の多年草

 夏緑性のシダ植物。本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の明るい林床や林道脇に生える。根茎は長く這って群生することが多い。葉柄は基部では暗褐色をしている。全体的に多毛。葉身は三角状の3回羽状複葉で、黄緑色をして光沢は無い。ソーラスは小さな円形で辺縁近くにつき包膜は無い。陽当たりの良い低山~山地に生え、伐採地など開けた場所で、ジャケツイバラやタケニグサなどと共に群生していることが多い。




イワヒメワラビ イワヒメワラビ
イワヒメワラビ  2015年7月  京丹波町 葉柄の基部  2015年7月  京丹波町
イワヒメワラビ イワヒメワラビ
葉柄や中軸に開出毛が目立つ  2015年7月  京丹波町 羽軸や小羽片にも毛が生えている  2015年7月  京丹波町
イワヒメワラビ イワヒメワラビ
小羽片には柄がある  2015年7月  京丹波町 ソーラスは中肋と辺縁の中間につく  2015年7月  京丹波町
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