イトイヌノヒゲ

 ホシクサ科ホシクサ属の1年草(学名:Eriocaulon decemflorum)

 全国に分布。貧栄養湿地に生え、口丹波地域では山麓の湧き水が滲み出す斜面や、その水が流れる素掘りの水路などで生育している。茎は短く、根生葉は線形で幅約2mm。葉の長さは10cmほどで花茎よりも短い。花茎は長いもので約30cmほどのびて、何重にも捻じれながら直立または斜上する。頭花の直径は10mmに満たず、色は白色。周囲の総苞は膜質で淡緑色をしている。頭花には白い棍棒状の毛が生える。


 花期は8-9月頃。


イトイヌノヒゲ イトイヌノヒゲ
花茎は細くて長い  2015年9月  京丹波町 貧栄養湿地で群生していた  2015年9月  京丹波町
イトイヌノヒゲ イトイヌノヒゲ
総苞は膜質で透明感のある緑色  2015年9月  京丹波町 花茎は葉よりも長い  2015年9月  京丹波町
イトイヌノヒゲ イトイヌノヒゲ
短い茎がある  2015年9月  京丹波町 葉は線形で幅は2mm前後  2015年9月  京丹波町
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