イタビカズラ
クワ科イチジク属の常緑ツル性樹木(学名:Ficus nipponica) 福島県、新潟県以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では谷筋に多い。種名のイタビはイヌビワ、カズラはツル(蔓)を意味する。樹皮は濃緑褐色で気根を出して他の樹木や岩肌を這い上る。新枝には褐色の伏毛がある。枝や葉を折ると、白い乳液状の樹液が出て粘つく。葉は互生し、長楕円状披針形で全縁。先端は尾状にのびる。葉の裏面の葉脈は浮き出る。葉は両面とも無毛。雌雄異株。葉腋に花嚢を1~2個つける。花嚢は雌雄とも同形で、5~7mmの長卵形。 花期は6-7月頃。 |
陽当たりの良い場所では葉が密に出ていた 2016年11月 右京区京北 | 同じ枝に大きな葉と小さな葉がつく 2016年11月 右京区京北 |
幹 2016年11月 右京区京北 | 枝 2016年11月 右京区京北 |
葉の表面 2016年11月 京丹波町 | 葉の裏面 2016年11月 京丹波町 |
岩上を這うイタビカズラ 2016年1月 南丹市 | 樹木に這い上ったイタビカズラ 2016年1月 南丹市 |
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