イシミカワ

 タデ科イヌタデ属の一年草(学名:Persicaria perfoliata)

 全国に分布するツル性植物。口丹波地域では河川敷や湿地の周辺で見ることができる。茎には下向きの鋭い刺があり、他の植物に刺をひっかけながらのび、枝を多く出す。茎は長さ2m(あるいはそれ以上)になる。葉は互生。葉柄があり、葉柄にも刺がある。葉身は三角形で、葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。托葉は円形で葉状。晩夏から秋にかけて短い花序を出し、淡緑色の目立たない花を数個~十数個総状につける。花序の基部には葉状の円形の苞がつく。萼は5中裂するが、開いていないことも多い。果実は痩果で、多肉質に変質した萼片に包まれ、直径約3mmの球形になる。萼は淡緑色から、花後は紅紫色、藍色へと変化する。


 花期は8-10月頃。


イシミカワ イシミカワ
河川の岸に生育するイシミカワ  2017年8月 南丹市 8月頃から葉腋に花序がつく  2017年8月 南丹市
イシミカワ イシミカワの花
花序基部の苞  2017年8月 南丹市 花はあまり開かない  2017年8月 南丹市
イシミカワの苞 イシミカワの葉柄
托葉は円形  2017年8月 南丹市 葉柄にも下向きの鋭い刺がある  2017年8月 南丹市
イシミカワの葉 イシミカワの葉
葉の表面  2017年8月 南丹市 葉の裏面 葉柄は楯状につく  2017年8月 南丹市
イシミカワ(動画)
2019年9月  京丹波町
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