イヌワラビ
イワデンダ科メシダ属の多年草 全国の平地から山地まで普通に生育する夏緑性シダ。根茎は短く這い、葉柄基部の鱗片は淡褐色でまばらにつく。葉柄は紅紫色~藁色。葉身は2回羽状複葉~3回羽状深裂の卵状長楕円形で先は急に狭くなり頂羽片状となる。羽片はやや間隔をあけてつき、明瞭な柄がある。最下羽片の外側第一小羽片は欠落して無いことが多い。中軸や羽軸の色は紅紫色~藁色。羽片の先は伸びて尾状となる。小羽片前側の耳垂れは目立たない。ソーラス(胞子嚢群)は中肋と辺縁との中間または中肋寄りにつき、包膜は三日月形、馬蹄形、鉤形が混在する。 |
林道脇に生えるイヌワラビ 2018年10月 京丹波町 | 羽片には柄がある 2018年10月 京丹波町 |
葉柄は長い 2018年10月 京丹波町 | 葉柄基部の鱗片は淡褐色でまばらにつく 2018年10月 京丹波町 |
小羽片前側の耳垂は発達しない 2018年10月 京丹波町 | ソーラス 2018年10月 京丹波町 |
包膜は三日月形、馬蹄形、鉤形が混ざる 2018年10月 京丹波町 | 葉柄や中軸は藁色~紅紫色 2016年5月 京都市左京区 |
最下羽片の外側第一小羽片は欠落していた 2016年5月 京都市左京区 | 葉身の上部は尾状にのびて頂羽片状 2016年5月 京都市左京区 |
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