イヌゴマ
シソ科イヌゴマ属の多年草(学名:Stachys riederi var. intermedia) 北海道、本州、四国、九州に分布し、日当たりの良い湿った場所に自生する。口丹波で私が見たものは、ヒメガマやヨシのような湿性植物が生える河川の岸辺だった。 茎は四角形で稜には棘状の毛が下向きに生えている。葉は対生し、茎上部以外の葉には1cmほどの短い柄がある、また葉には低い鋸歯があり、葉の縁が波打っているように見える。葉の裏側の主脈上には、短毛が疎らに生える。上部の葉のつけ根に唇形の花が輪生する。花色は淡紅紫色で、下唇内はより色が薄く、淡紅紫色の斑紋が目立つ。1つの花冠の長さは10mm強あり、シソ科の中では比較的大きい。雌しべ1つ、雄しべ4つで、雄しべは外に向かって折れ曲がり、特に前列の2本は、まるで昆虫の足のような形をしていて面白い。草丈は40~70cm程度で、競合する他の植物の背がもっと高いと、それ以上にもなるようだ。 花期は6月-8月頃。 |
2013年6月 南丹市 | 2013年6月 南丹市 | ||
2013年6月 南丹市 | 2013年6月 南丹市 | ||
2013年6月 南丹市 | 2013年6月 南丹市 | ||
2013年6月 南丹市 | 2013年6月 南丹市 | ||
イヌゴマ(動画) | |||
2019年7月 南丹市 | |||
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