イノモトソウ

 イノモトソウ科イノモトソウ属の多年草

 常緑の多年草。全国に分布し、人里に多い。半日陰のやや湿った場所を好むが、定期的に灌水されるプランターや植木鉢などにもよく出現するごく身近なシダの1つ。葉には栄養葉と胞子葉の2形があり、栄養葉は光沢の無い緑色で、縁には鋸歯があり、基部は中軸に流れて翼になる。胞子葉は直立して栄養葉よりもはるかに大きくなり、羽片の幅は栄養葉より狭く、縁は鋸歯とならない。ソーラス(胞子嚢群)は辺縁の内側に沿うようにしてつく。



イノモトソウ イノモトソウ
胞子葉の方が大きくて目立つ  2015年2月  南丹市 栄養葉  2015年2月  南丹市
イノモトソウ イノモトソウ
胞子葉の裏面  2015年2月  南丹市 辺縁につくソーラス  2015年2月  南丹市
イノモトソウ イノモトソウ
中軸には翼がある  2015年1月  南丹市 山麓でもよく見かける  2013年12月  南丹市
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