イノデモドキ

 オシダ科イノデ属の多年草

 常緑のシダ植物。本州、四国、九州に分布。低山の斜面などで生育している。イノデとよく似ているが、イノデより小型で、葉は先端に向かって徐々に細くなりる。イノデは急に細くなる。根茎は短く塊状で葉は束生する。葉柄基部の鱗片は卵状披針形~披針形で褐色。縁には不規則で鋭い突起状の鋸歯がある。中軸の鱗片もやや幅が広い披針形で褐色。葉柄基部の鱗片以上に、鋸歯はささくれ立っている。葉は濃緑色で表面には光沢がある。小羽片には耳片がある。ソーラス(胞子嚢群)は辺縁寄りにつき、下部の羽片では、小羽片の耳片上側にのみついていることが多い。




イノデモドキ イノデモドキ
イノデモドキ  2016年6月  (京都市北区) 葉柄の鱗片  2016年6月  (京都市北区)
イノデモドキ イノデモドキ
長さ約30cmの葉  2016年6月  (京都市北区) 葉柄基部の鱗片  2016年6月  (京都市北区)
イノデモドキ イノデモドキ
中軸の鱗片  2016年6月  (京都市北区) 羽片 小羽片は長く伸びない  2016年6月  (京都市北区)
イノデモドキ イノデモドキ
ソーラスは辺縁寄りにつく  2016年6月  (京都市北区) 下部羽片のソーラス  2016年6月  (京都市北区)
イノデモドキ(動画)
2024年2月 南丹市
 ユーチューブのアカウントをお持ちの方へ
再生中の動画の右下隅に出ている小さな「ネコ」の画像をクリックするとyatagarasuチャンネルのチャンネル登録ができます。チャンネル登録していただけると大変励みになります。
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system