マユハケオモトの育成記録



 マユハケオモトは熱帯アフリカや南アフリカに分布するハマエンサスの仲間で、日本には自生していません。この仲間には多くの種類があるようですが、ここで紹介する常緑で秋咲きのマユハケオモト(ハマエンサス・アルビフロス)は、寒さに強く、大変育て易い植物で、自宅で数を殖やすことも可能です。

 ここでは、植栽しているマユハケオモトのライフ・サイクルを紹介しています。 
マユハケオモト  2013年10月上旬  花序が出てきました。

 花茎は前年の葉と本年葉との間から出てきます。この時、前年葉は切り落とした方が見栄えが良いと思います。
マユハケオモト  2015年10月上旬  開花したマユハケオモト。

 真夏の一時期、葉をつけたまま休眠し、秋に目覚めて開花します。大きくなれば、花茎が20cm以上にもなるようです。
マユハケオモト   2015年10月上旬  マユハケオモトの花です。

 白い雄しべと黄色い葯がよく目立ち、花期の長い植物です。花が終わると、適当な時期に花茎をカットした方がすっきりしますが、花後に果実ができることがあるので、実生を得たい時には、翌春までそのままにしておきます。果実は最初は緑色で、熟すとオレンジ色になります。
マユハケオモトの栽培記録(動画)
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2018年撮影
 
 自生地はアフリカですが室内でなら特に防寒対策をしなくても問題なく育ちます。冬季は活動期なので、潅水は用土表面が乾燥したら与えています。また夏季は休眠期で水は必要なく、肥料も吸収しないので不要です。しかしいつからいつまでが休眠期なのか、外見では判り辛いのも事実です。用土は硬質赤玉土(小)と桐生砂、それに腐葉土を混ぜたものを使用しています。水はけよく育てると良いでしょう。活動期でも2~3年に1度移植していれば、特に肥料は必要ありません。株分けか実生で殖やせます(上の動画で確認できます)。


(最終更新日 2019年2月11日)


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