カワラナデシコの育成記録



 カワラナデシコは庭に露地植えで育てています。口丹波では日当たりの良い山地の道端(草地)や棚田の高い畦の斜面などに多く生え、やや湿った場所を好むみたいです。ですから例え露地植えでも、土の乾燥には注意が必要です。水の管理さえできれば、耐暑性・耐寒性ともに強い野草なので育成は容易です。

 ここでは、植栽しているカワラナデシコのライフ・サイクルを紹介しています。 
カワラナデシコ  2014年1月中旬  

 冬の間はロゼット状で過ごします。この時期に開花・結実に向けた体力を養っているのでしょう。
カワラナデシコ  2014年1月中旬 

 ロゼット状の根生葉は霜に当たって赤茶色に変色していますが、春以降の生長にとって何も問題はありません。
カワラナデシコ  2014年3月中旬  

 早春、茎がのびはじめて、新しい葉が次々と出てきます。茎は夏まで時間をかけてのび続けます。しかし直立せずに斜上または横向きにのびるものも多く、支柱を立ててひも状のもので茎が上を向くようにしてやります。
カワラナデシコ  2014年7月中旬  

 途中を省きましたが、夏に開花します。花は茎の上の方で咲き、続々と花序を作って、花は結構長く楽しめます。
カワラナデシコ  2014年7月中旬 

 カワラナデシコは多年草なので花後に種子を採取せずとも、翌年には同じ場所で、同じように花をつけてくれます。 

  
 
 口丹波地方の冬は時雨れることが多く、たまには積雪もあります。そのため地表が乾いていても地中には十分な湿り気があるので、ほとんど管理らしいことはしていませんが、地域によっては乾燥が著しい所もあるかもしれません。そういった地域では、晴れた日が続くような時には、1日1回水を与えるようにした方がいいでしょう。耐暑性はありますが、夏はできるだけ風通しの良い場所に植え付けるようにします。

  (サイト内リンク)自生地のカワラナデシコ

 
  


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