イチヤクソウ

ツツジ科イチヤクソウ属の多年草（学名：Pyrola japonica） 　全国に分布し常緑。口丹波地域では山地の林下や林縁に生え、数株がまとまって生育していることが多い。地下茎があり長い柄のある根生葉を数枚出す。葉柄は紅紫色をしている。葉はやや肉厚で、表面脈状は溝状となり、色も褪せているために網目状の斑が入っているように見える。初夏に花茎を出し梅雨頃に開花する。花茎は直立して上部に白色の花を数個つける。花は下向きに咲き、雌しべは花冠から飛び出ている。花後に果実をつけた花茎は長く直立したまま残り、翌年の開花時期になっても立ち枯れた花茎を見ることが多い。花は毎年咲くとは限らないように思える。腐生性の植物で、土中の菌類に頼りながら生活をしてるとされる。 　花期は６月－７月頃。

イチヤクソウの葉　　2015年3月　　南丹市	熟した果実　　2014年12月　　南丹市
若い果実　雌しべの花柱は長く残る　　2014年7月　　亀岡市	横から見た花　　2014年6月　　亀岡市
真上から見た花　　2014年6月　　亀岡市	雌しべ１個　雄しべ１０個　　2014年6月　　亀岡市
葉の表面　　2014年6月　　亀岡市	葉の裏面　　2014年6月　　亀岡市
白色の花は下向きに咲く　　2013年6月　　亀岡市	2013年6月　　亀岡市
雌しべは長く湾曲して花から飛び出ている　　2013年6月　　亀岡市	ツボミ　　2013年5月　　亀岡市
2013年5月　　亀岡市	2013年5月　　亀岡市
2013年4月　　亀岡市	2011年5月　　南丹市
2011年6月　　南丹市	2011年6月　　南丹市
イチヤクソウ（動画）
２０１８年４月～６月　　南丹市
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