イチリンソウ

 キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草(学名:Anemone nikoensis)

 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では平地の植林下、山麓の土手や山中の林床などに広く生育している。地下の根茎は太く横に這い、群生することも多い。茎葉には柄があり、3枚輪生して小葉は羽状に深裂している。葉は暗緑色で白い斑紋が入っていることが多い。早春に花が咲き、長い花茎の先端いつく花の直径は3~4cmと比較的大きくてよく目立つ。白い花弁に見えるものは萼片で花弁はない。萼片は普通5枚のことが多く、裏面が淡紅紫色を帯びることがある。1茎に1花をつけるところからこの名が付いたが、大きな株では2花つけることもある。実生は最初の開花までに4年ほど要する。


 花期は4月-5月頃。


イチリンソウ イチリンソウ
新芽  2015年2月  京丹波町 葉には特徴的な柄がある  2014年4月  京丹波町
イチリンソウ イチリンソウ
裏側の紅紫色が透けて見える花  2014年4月  京丹波町 杉の植林に生えるイチリンソウ  2013年4月  右京区京北
イチリンソウ イチリンソウ
まだ若い株  2013年4月  右京区京北 葉の裏側は淡紅紫色を帯びていた  2013年4月  南丹市
イチリンソウ イチリンソウ
2012年5月  南丹市 長い花茎の先に咲く一輪の白花はよく目立つ  2012年5月  南丹市
イチリンソウ イチリンソウの花
葉には小さな白斑が入ることが多い  2012年4月  京丹波町 2012年4月  京丹波町
イチリンソウ イチリンソウ
八重咲  2012年4月  京丹波町 左と同じもの  2012年4月  京丹波町 
イチリンソウ(動画)
2018年4月  南丹市ほか
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