ホウライシダ
イノモトソウ科ホウライシダ属の多年草 本州、四国、九州に分布する常緑シダ。もともとは暖かい地域のシダで、京都府内に野生するものは栽培逸出と言われている。観葉植物で人気のアジアンタムの仲間で、古くから栽培されてきたという。根茎は短く這い、葉を叢生する。葉は2回羽状複葉で、葉柄は光沢のある暗紫褐色。細い針金状。羽片は光沢の無い黄緑色で、柔らかな草質。羽片には切れ込みがある。ソーラス(胞子嚢群)は辺縁に数個つく。口丹波地域ではほとんど見かけないが、圃場の小さなコンクリーロ製水路の側壁で数個体が生育していた。同じ仲間にクジャクシダとハコネシダがあるが、両者は口丹波地域に自生している。 |
水路に生えるホウライシダ 2019年6月 南丹市 | 根茎には淡褐色の鱗片がつく 2019年6月 南丹市 | ||
葉柄・中軸は細く暗紫褐色 2019年6月 南丹市 | ソーラスは上部裂片の辺縁につく 2019年6月 南丹市 | ||
ホウライシダ(動画) | |||
2019年6月 南丹市 | |||
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