ホツツジ

 ツツジ科ホツツジ属の落葉低木(学名:Elliottia paniculata)

 ほぼ全国に分布し、口丹波地域では南部では見かけないが、北部の山地では岩壁などに多い。日本固有種。樹高は1~2mほどでよく分枝する。葉は単葉で枝先に互生してつく。葉は長さ5cm前後の楕円形で全縁。先端は鋭頭。花は枝先にできた円錐花序につき、穂状に咲くことからホツツジという名がつけられた。花は小さく、花冠の直径は約15mmほど。花冠は3深裂してそり返り、白色で淡紅紫色を帯びている。雌しべ1個は花冠から長く突き出てよく目立つ。花は花序の下の方から順に咲き上がる。果実は蒴果。


 花期は8-9月頃。


ホツツジ ホツツジ
未熟な名実  2016年9月 右京区京北 花冠の裂片は強くそり返る  2016年8月 南丹市
ホツツジ ホツツジ
枝先 枝には狭い翼がある  2016年7月 植栽 新芽  2016年3月 植栽
ホツツジ ホツツジ
未熟な果実  2014年10月 南丹市 花序は直立する 長い雌しべが目立っている  2014年9月 南丹市
ホツツジ ホツツジ
若い葉の縁は波打っている  2014年4月 植栽 新葉  2014年4月 植栽
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)





inserted by FC2 system