ホオノキ

 モクレン科モクレン属の落葉高木(学名:Magnolia hypoleuca)

 北海道、本州、四国、九州の山地に生え、口丹波地域にも多く自生する花の大きなマグノリア。樹高は30mほどになる。樹皮は灰白色。表面は滑らかで皮目が多い。葉は互生し、枝先に集まってつく。葉柄は2~4cmほど。葉身は大きな倒卵形~卵状楕円形で、長さは40cmほどになるものもある。葉の縁は全縁。葉の裏面は白っぽい。花は葉の展開後に咲き、枝先につく。花の直径は15cmほどあり大きいが、モクレンのように多くはつかない。花は淡黄白色で芳香がある。花被片は9~12個あり、外側3個は短い萼状で淡緑色。内側の花被片は花弁状。雄しべと雌しべは多数あり、盛り上がった花床に螺旋状につく。雄しべの花糸は紅色。果実は袋果が集まった集合果で秋に熟す。


 花期は5月-6月頃。


ホオノキの花 ホオノキの花
ホオノキの花   2018年6月  京都市左京区 花は枝先につく   2018年6月  京都市左京区
ホオノキの花後 ホオノキの若い果実
花後   2018年6月  京都市左京区 若い果実   2018年6月  京都市左京区
ホオノキの幹 ホオノキの葉
樹皮  2017年7月  南丹市 葉は枝先に集まって互生する  2017年5月  京丹波町
ホオノキの葉 ホオノキの葉
葉の表面  2017年5月  京丹波町 葉の裏面   2017年5月  京丹波町
ホオノキの樹形 ホオノキの花
樹形   2011年5月  南丹市 雄しべの花糸は紅色   2011年5月  南丹市
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