ホンシャクナゲ

 ツツジ科ツツジ属の常緑低木(学名:Rhododendron japonoheptamerum var. hondoense)

 新潟県以西の本州と四国に分布。口丹波地域では植栽されているものも多いが、深山の岩場などに自生している。ツクシシャクナゲの変種とされる。よく分枝し、樹高は2~7m。樹皮は灰褐色で古くなると縦に裂ける。葉は枝先に集まってつき、互生している。1~2cmほどの葉柄があり、葉身は長さ8~18cmほどの倒卵状長楕円形~長楕円形。厚い革質で全縁。先端は尖る。葉の表面には光沢があり無毛。裏面は灰褐色で褐色の短毛が密生している。枝先に花序ができ、多数の花が横向きに咲く。花の色は淡紅紫色で、時に白花品もある。花は漏斗形花で、花冠は7~8裂し、直径は5cmほど。果実は蒴果で褐色の毛が生えている。


 花期は4-5月頃。


ホンシャクナゲ ホンシャクナゲ
葉は枝先に集まってつく  2017年2月 南丹市の寺社境内 樹皮  2017年2月 南丹市の寺社境内
ホンシャクナゲ ホンシャクナゲ
冬芽  2017年2月 南丹市の寺社境内 前年の果実 花柱が残っている  2017年2月 南丹市の寺社境内
ホンシャクナゲ ホンシャクナゲ
葉の裏面 主脈が隆起している  2017年2月 南丹市の寺社境内 葉の裏面 短毛が密生している  2017年2月 南丹市の寺社境内
ホンシャクナゲ ホンシャクナゲ
葉の表面 倒卵状の葉が多い  2017年2月 南丹市の寺社境内 切り立った岩壁に生えるホンシャクナゲ  2016年4月 南丹市
ホンシャクナゲ ホンシャクナゲ
陽当たりの良い場所に生育する  2016年4月 南丹市 花  2013年5月 南丹市寺社境内
ホンシャクナゲ(動画)
2019年4月  南丹市
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