ホドイモ

 マメ科ホドイモ属の多年草(学名:Apios fortunei)

 全国に分布するツル性植物。口丹波地域では山間部の道端に生育していた。ツル(茎)は200cm以上にものび、枝を出しながら他の基物に巻きつく。茎や枝は紫褐色で葉柄の基部は緑色。葉は互生し、奇数羽状複葉。側小葉は対生し、1~2対あり、小葉には緑色で短い葉柄がある。小葉は卵形で全縁。表面に目立たない圧毛があり、裏面はほぼ無毛。小葉柄には毛が生えている。葉腋から花序がのび、小さな蝶形花を多数つける。花の色は淡黄緑色で、旗弁は広く、竜骨弁は内側に湾曲し、翼弁は細く小さい。翼弁の先端は淡紫色をしていてアクセントとなる。果実は豆果。地下茎の数ヶ所に紡錘形の塊根ができ、食用として利用された。


 花期は7-8月頃。


ホドイモ ホドイモ
ホドイモはツル性の草本  2017年7月 南丹市 葉は奇数羽状複葉  2017年7月 南丹市
ホドイモ ホドイモ
葉の表面 毛は目立たない  2017年7月 南丹市 小葉柄は緑色で有毛  2017年7月 南丹市
ホドイモ ホドイモ
ホドイモの花序  2017年7月 南丹市 翼弁の淡紫色がよく目立つ  2017年7月 南丹市
ホドイモ ホドイモ
花は蝶形花 複雑な形をしている  2017年7月 南丹市 雄しべの葯は黄色  2017年7月 南丹市
ホドイモ(動画)
2019年8月 (右京区嵯峨)
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