ヒヨドリバナ(ヒヨドリソウ)

キク科ヒヨドリバナ属の多年草(学名:Eupatrium chinense var. oppositifolium)

山にエサがなくなったヒヨドリが里へ下りてくる頃に花が咲くのでこの名前が付いたと言われるヒヨドリバナだが、実際にはそれよりもずっと早く開花の時期を迎える。 口丹波地域では7月下旬頃から咲き始める。
従来ヒヨドリバナと呼ばれていたものは、オオヒヨドリバナとキクバヒヨドリの2種に分けられ、このページのものはオオヒヨドリバナ。キクバヒヨドリはコチラにおいています。
大きいものでは草丈が150cmを越え、茎が木質化するものも多い。茎の上部で多数の枝を分け、その先に散房状の花序を形成する。花は頭花。頭花は数個の筒状花で形成されている。 花の色は白色。筒状花の花冠から2岐した柱頭が長く飛び出る。葉は対生し、葉身は卵状長楕円形で鋭頭。短い葉柄がある。葉には光沢は無く、縁には不揃いな鋸歯がある。果実は痩果で冠毛がつく。
ほぼ全国に広く分布し、口丹波地域では山野で普通に見ることができ、花は晩秋まで咲くものがあるので長く見られる。 また花は蝶のアサギマダラが好み、本種が多く咲く場所ではこの蝶をよく見かける。

 花期は7月-11月頃。


ヒヨドリソウ ヒヨドリソウ
花後 冠毛は汚白色   2014年9月  南丹市 種子は風に運ばれる   2014年9月  南丹市
ヒヨドリソウ ヒヨドリソウ
2014年4月  植栽 2014年4月  植栽
ヒヨドリソウ ヒヨドリソウ
ツボミ  2012年6月  京丹波町 多数の頭花が房状に集まって咲く  2010年7月  亀岡市
オオヒヨドリバナ(動画)
2022年9月 京丹波町および京都市
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