ヒシモドキ
オオバコ科ヒシモドキ属の一年草(学名:Trapella sinensis Oliv.) 本州、四国、九州の湖沼や溜池などに生育する浮葉植物。京都府内では一度は絶滅したと考えられていたが、2012年に再発見され、現在の自生地は一ヶ所のみ。京都府絶滅寸前種。環境省絶滅危惧IB類(EN)。水底から出た茎は、水面まで到達すると水面を這うように長くのびる。葉は対生し、葉身は三角形で縁に浅い鋸歯がある。葉の裏面は赤味を帯びる。葉腋につく花は開放花と閉鎖花があり、開放花には長い花柄があり直立する。開放花は筒状で淡紅色。府内の自生地ではまだ開放花をつけたものは目撃されていないという。結実率は閉鎖花の方が高く、果実には碇状の突起がある。 花期は7-9月頃。 |
湿地で群生するヒシモドキ 2017年9月 産地は非公開 | 浮葉は三角形 2017年9月 産地は非公開 |
葉の裏面 葉腋に閉鎖花がつく 2017年9月 産地は非公開 | 水底からのびる茎 2017年8月 産地は非公開 |
茎は水面を這う 2017年8月 産地は非公開 | イナゴの食草ではないようだった 2017年8月 産地は非公開 |
ヒシモドキほか(動画) | |
2020年9月 (産地は非公開) | |
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