ヒナタイノコヅチ

 ヒユ科イノコヅチ属の多年草(学名:Achiranthes bidentata var. tomentosa)

 全国に分布する「引っつき虫」の1つ。口丹波では日当たりの良い草地や路傍に生え、時には民家の庭などにも侵入してくる。庭に生えたものを引き抜こうとすると、気づいた時には既に地中深くまで根を下ろしているために、節の部分で千切れてしまい根絶やしできない厄介な雑草だ。全体的に多毛で、茎はよく分枝して大きなものでは100cm近くまで背がのびる。茎には4稜あり、節の部分は膨らんでいる。葉は対生し楕円形で先は鋭頭。若い葉ほど毛が多い。枝の先に花序をのばし、緑色の目立たない花を多数つける。花後に花被片を閉じ、動物や人が通りかかるのを待っている。


 花期は8月-9月頃。


ヒナタイノコヅチ ヒナタイノコヅチ
花穂は長くなると垂れてくる   2014年8月  京丹波町 2014年8月  京丹波町
ヒナタイノコヅチ ヒナタイノコヅチ
花穂は毛が多く白っぽく見える   2014年8月  京丹波町 節は膨らみ赤紫色をしていることが多い   2014年8月  京丹波町
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