ヒナスミレ
スミレ科スミレ属の多年草(学名:Viola takedana) 全国に分布する無茎種のスミレ。山地の林床で湿り気のある薄暗い場所に生育するが、京都府では記録が少なく2013年版レッドリストでは絶滅危惧種にランクされた。主に太平洋側に多い種だそうなので、府内では稀ということなのだろう。根生葉は三角状卵形で、先端は細くなって鋭頭。基部は深い心形をしている。葉は水平に広がり毛が散生し、裏面は紫色を帯びていることが多い。花は淡紅紫色で、側弁は有毛のものが多い。距は太い円筒形で柱頭は逆三角形をしている。 シハイスミレとよく似るが本種の葉の方が薄い質感がし、シハイスミレの葉の多くは無毛(有毛のものもある)。 花期は4月頃。 |
半日陰の林床に生えていた 2015年4月 右京区京北 | 距は太い 2015年4月 右京区京北 | ||
柱頭は逆三角形 2015年4月 右京区京北 | 側弁の基部は有毛 2015年4月 右京区京北 | ||
花後 2015年4月 右京区京北 | 花弁が落ちたばかりの姿 2015年4月 右京区京北 | ||
葉は水平に展開する 2014年10月 右京区京北 | 葉に毛が散生している 2014年10月 右京区京北 | ||
根は白色で長い 2014年10月 右京区京北 | 5月上旬には花が見られなかった 2014年5月 右京区京北 | ||
ヒナスミレ(動画) | |||
2018年4月 右京区京北 | |||
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